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不動産コラム

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不動産売却を学ぶ築5年の不動産を売却したときの相場は?注意点やメリットについて解説

転勤やライフプランの変化で、購入から間もない家を売却をするとき「ローンは残るのか」「価格は大きく下がるのでは」と不安を抱える方は多いのではないでしょうか。まだ新築のつもりでいたのに、売却するのはもったいないと感じるかもしれません。しかし、ご安心ください。実は築5年というタイミングは、中古市場で需要が高く、賢く売れば購入時に近い価格で売却できるチャンスでもあります。
この記事では、築5年不動産の売却相場から、知っておくべき税金とローンの注意点、そして損をしないための具体的なコツまで徹底解説します。

1.築5年の不動産、売却相場はいくら?

「築5年の中古物件」と聞くと、購入時より大きく価格が下がるイメージを持つかもしれません。ただ、相場は物件種別や立地によって大きく異なります。まずは、具体的な相場観を掴み、あなたの家がいくらで売れそうかイメージしてみましょう。

1-1.築浅でも価格は下がる?戸建てとマンションの相場観

不動産の価格は、基本的に新築時をピークに徐々に下落していきます。特に、木造の戸建ては、マンションよりも早いペースで価格が下がる傾向にあります。一般的に、築5年時点での価格は以下のようになることが多いです。

 

戸建て:新築時の80%~90%程度
マンション:新築時の90%~95%程度

 

戸建ては築20年〜25年で建物の価値がほぼゼロになると言われていますが、マンションは戸建てより下落スピードが緩やかです。これは、マンションが鉄筋コンクリート造などで耐久性が高く価値が長持ちする上、価格が「立地」の価値に大きく左右されるためです。

1-2.購入価格より高く売れるケースも?鍵を握る「立地」と「市場」

「価格が下がるのは仕方ないか…」と諦めるのはまだ早いです。実は、購入時よりも高く売却できるケースも少なくありません。特に、以下の条件に当てはまる物件は、築5年でも資産価値が落ちにくく、高く売れる可能性が高いでしょう。

 

・駅徒歩5分圏内の物件
・都心部や人気エリアに位置する物件
・大規模再開発が進むエリアの物件

 

また、不動産市場全体が上昇傾向にある場合も、売却タイミングとしては非常に有利に働きます。近年、不動産価格は全国的に上昇傾向にあり、特に築浅物件は人気が高い傾向にあります。

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2.「築5年」だからこそ狙える!売却時の3つの大きなメリット

築5年という時期での売却には、他の築年数にはない、大きなメリットが3つあります。

築5年の物件を売却するメリット3選

2-1.希少性の高さと早期売却の可能性

中古不動産市場において、「築浅」物件は数が少なく、非常に希少価値が高い存在です。
新築住宅は高すぎて手が届かないけれど、築古の物件はリフォーム費用や手入れの手間が心配…そう考える買い手にとって、築5年の物件は新築に近い状態と中古価格というメリットを兼ね備えています。内装や設備がまだきれいで、すぐに引っ越しできる利便性から、高い需要が見込めます。
結果として、市場に出してからすぐに買い手が見つかりやすく、スムーズに売却できる可能性が高まります。

2-2.設備の劣化が少なく、好印象を与えやすい

築5年といえば、キッチンや浴室などの水回り、壁紙やフローリングもまだ新築時の面影が残っている状態です。最新の設備が整っていることも多く、買い手へのアピールポイントはたくさんあります。

 

・水回りがきれいで、入居後すぐに快適に暮らせる
・最新の省エネ設備(高効率給湯器、複層ガラスなど)が整っている
・修繕費用が当面はかからないという安心感

 

これらのメリットを内覧時にしっかりとアピールすることで、買い手の「この家に住みたい」という気持ちを高めることができます。

2-3.買主側のメリットが高値売却に繋がる

築5年の物件は、買主にとっても大きなメリットがあります。それは「住宅ローン控除」が適用できることです。
新築だけでなく中古物件でも住宅ローン控除は利用できますが、適用要件の一つに「築20年以内(耐火建築物の場合は築25年以内)」という築年数要件があります。築5年の物件であれば、この要件を満たすため買い手は安心して住宅ローンを組むことができます。
さらに、築5年の物件は、新築時の「住宅瑕疵担保履行法に基づく10年保証」(構造体力上主要な部分や雨水の侵入を防ぐ部分への保証)の残りの期間(約5年間)がそのまま引き継がれることが一般的です。
この公的な長期保証が残っていることに加え、売主が宅地建物取引業者ではない個人である場合も、引き渡し後の設備などへの契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)が一定期間付帯することが多いため、買主が安心して購入を検討できる一つの要因となります。

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3.築5年で売却する際の落とし穴!「税金」と「ローン」の注意点

築5年での売却はメリットが多い一方で、注意すべき落とし穴が2つあります。ここをしっかり理解していないと、売却後に「こんなはずじゃなかった!」と後悔することになりかねません。

3-1.譲渡所得税が約2倍に?「5年超」の壁を理解する

不動産を売却して利益が出た場合、「譲渡所得税」がかかります。この税率は、所有期間が5年を超えているかどうかで大きく変わります。

不動産売却における譲渡所得税の税率(長期・短期の比較)

表を見ると、税率が約2倍も違うことがわかります。所有期間は、売却した年の1月1日時点で判断されます。例えば、2020年3月に家を購入した場合、2025年の1月1日時点では所有期間が「4年と9ヶ月」なので短期譲渡に該当します。長期譲渡の税率を適用するには、2026年1月1日以降の売却が必要です。

3-2.住宅ローン残債が売却額を上回る「オーバーローン」に要注意

「築5年で家を売って、ローンをきちんと返しきれるだろうか?」といった不安を抱えている方は多いはずです。売却額がローン残高を下回る状態を「オーバーローン(担保割れ)」と言い、この場合売却代金だけではローンを完済できません。
もしオーバーローンになった場合は、不足分を自己資金で補うか、買い替え用のローンに上乗せして借り換える「住み替えローン」を利用する必要があります。 売却を検討し始めたら、まずはご自身のローン残高を正確に把握し、不動産会社に査定を依頼して相場を知ることが最も重要です。

住み替えローンについてはコチラ

4.損をしないために!築5年の不動産を賢く売るための5つのコツ

最後に、築5年の不動産を少しでも高く、そしてスムーズに売却するための具体的なコツを5つご紹介します。

築5年の不動産を賢く売るための5つのコツ

4-1. 複数の不動産会社に査定依頼する(一括査定サイトの活用)

査定額は不動産会社によって数百万円単位で変わることがあります。一社だけの査定で決めるのではなく、必ず複数の会社に依頼しましょう。一括査定サイトを利用すれば、一度の入力で複数社の査定額を比較できて便利です。

4-2. 売却理由は正直に、でもポジティブに伝える

「転勤」や「家族のライフスタイルに合わなくなった」など、売却理由は正直に伝えることで、買い手の不信感を払拭できます。ただし、「ご近所トラブルで…」といったネガティブな理由は、できるだけ避けるのが賢明です。

4-3. 内覧対策を徹底する

「百聞は一見にしかず」という言葉通り、内覧の印象は売却の成否を大きく左右します。水回りの徹底的な清掃、不要な家具やモノを片付けて生活感をなくす、室内の照明を明るくするといった工夫で、清潔感と広さをアピールしましょう。

4-4. 故障している設備は修理・明記する

引き渡し後に設備の不具合が見つかると、トラブルの原因になりかねません。故障している箇所は、事前に修理するか、買主にしっかりと伝えましょう。

4-5. 付帯設備(エアコン、照明など)の扱いを明確にする

付帯設備をそのまま残していくのか、撤去するのかを契約書で明確にしておくことで、引き渡し時のトラブルを防ぐことができます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は築5年の不動産を売却した際のメリットや注意点などをご紹介しました。
築5年というタイミングでの不動産売却は、確かに税金やローン残債といった注意点があります。しかし、中古市場での需要の高さや、設備のきれいさといった築浅ならではの大きなメリットを活かせば、十分納得のいく結果を得ることが可能です。
それでは、本記事でご紹介した内容をおさらいします。

 

■築5年の不動産売却時のメリット
・希少性の高さと早期売却の可能性
・設備の劣化が少なく、好印象を与えやすい
・買主側のメリットが高値売却に繋がる

■築5年での売却の注意点
・売却で利益(譲渡所得)が出た場合、所有期間が5年以下だと長期譲渡所得の約2倍の税率(短期譲渡所得)が適用されることに注意
・住宅ローン残債が売却額を上回る「オーバーローン」に注意

■築5年の不動産を賢く売るためのコツ
・複数の不動産会社に査定依頼する
・売却理由は正直に、でもポジティブに伝える
・内覧対策を徹底する
・故障している設備は修理or明記する
・付帯設備(エアコン、照明など)の扱いを明確にする

 

築浅物件の売却やローン残債の不安など、不動産を手放す際には多くの人が悩みを抱えるものです。ME不動産神奈川には、経験豊富なアドバイザーが多数在籍しています。「まずは相場だけでも知りたい」という無料査定のご依頼はもちろん、税金や手続きに関する不安な点も、お気軽にご相談ください。お客様の心の負担を少しでも軽くできるよう、専門のアドバイザーが丁寧に対応致します。

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